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【格安SIM キャリアメール】格安スマフォに切り替えできない理由 キャリアメールは使えるのか?

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始めに

携帯電話を契約した時に好きなメールアドレスがもらえますよ、と契約、購入する時店員さんから案内された経験があるかと思います。皆さんもニックネームや好きな言葉を入れてメールアドレスを設定した事があるかと思います。何にしようか迷ってしまう楽しみもありますが、友達や家族とのやりとりに使う事が多いかと思います。
先日友人に格安SIM変えたらメールアドレス使えるの?と相談されました。最近利用者が増えている格安SIMでも同じようにキャリアメールを使えるのか、と疑問になったので調べてみました。

キャリアメールのおさらい

キャリアメールは一言で言うと、通信事業会社から提供されたメールアドレスの事です。@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jp、@softbank.jp (iPhoneだと @i.softbank.jp)がついたアドレスのことで@(アットマーク)の前に好きな文字をつけることができます。
同じアドレスを作る事ができないので、自分だけのメールアドレスを持つことができます。大手通信事業会社3社のメールアドレスと料金についてまとめたのが下の表です。

友人からのメールや、仕事先からのメールを受け取った時見たことあるアドレスかと思いますが、これらはキャリア(通信事業会社)が運用し、保守を行っているシステムを使ってメールサービスが使えるようになっています。もちろん国内や海外からのメール送受信もできます。

Gmailや他のメールとの違い

キャリアメールはメールアドレスにdocomoやezweb,softbankというようにキャリア名が含まれているので、メールを受け取った人が受信したメールアドレスを見た時に送った人はどこのキャリアを使っているかも分かります。またキャリアを解約せず、機種変更をしたとしても、同じメールアドレスを使い続ける事ができるので、友人や仕事先にメールアドレスが変わったと連絡する必要もありません。
更にキャリアのメールアドレスは迷惑メールとして振り分けされる事が少なくなるので、迷惑メールフォルダに振り分けしづらくなるので確認できなかったとかメールが来ていない、という状況が起こりにくいのもメリットです。ただし悪質な内容とかであれば迷惑メールになる場合もあります。
メンタル的かもしれませんが、ドコモ、au、ソフトバンクのメールアドレスだと安心、という方もいらっしゃいました。ブランド力や契約している通信会社だから、という事がありますが、しかしそれを逆手にとって迷惑メールを送ってくる場合もあるので、注意が必要です。

デメリットとしてネット使用料に含まれるかたちですが月額料金がかかること、特定の機器でしかメールを見ることができない場合がある、など自由度が下がる事もありますが、受け取った側としてはどこから来たメールなのか、人によって安心感もあるかと思います。ちなみにキャリアメールをブラウザやメールソフトで見る事もできますが、閲覧できる環境が限定されている、別途設定が必要、設定が複雑な場合もあるのでキャリアのよくある質問を確認が必要です。

AndroidスマートフォンやiPhoneで多くの方が利用されるGMailは無料で使えるメールアドレスで、1つアドレスを作ると様々なグーグルのサービスをアドレスでログインする事で使用可能です。メリットは1アドレスで様々なサービスを使える事です。スケジュールやメール事に別のアカウントとパスワードとなると、管理が複雑ですが1つの共有アドレスに集約する事で利用者の利便性が高くなります。一般的にシングルサインオンと呼ばれ、企業のITシステムでも導入されています。しかも無料です。

デメリットは他人がそのアカウント情報を知ってしまうとサービス内で保存された情報が見られてしまう事です。メール、スケジュール、ドキュメントファイル、スプレッドシートなど仕事上のデータや重要情報が含まれていると大変です。GMailに限った事ではないですが、定期的にパスワードを変える事を必ずやって下さい。アドレスが簡単に作れるので迷惑メールが送られる事もありますが、迷惑メールフィルタで自動振り分けが自動でされます。但し万能ではないので、定期的に迷惑メールフォルダの確認が必要です。以前会社の同僚のGMailからメールが来たのですが、英語の意味不明な内容のメールでした。その同僚から連絡があり、悪意あるユーザがパスワードを盗み、同僚になりすましてメールを送ったようです。

キャリアメールの必要性

通常だとGmailで十分なのですが、どうしてもキャリアメールが必要だったのがLineでの年齢認証です。メールアドレスを指定するときGmailだとだめでしたが、キャリアメールだとキャリア契約があるので年齢認証が通ります。格安携帯に切り替える前に年齢認証を終わらせてから乗り換えるのも1つの方法です。年齢認証を行ったスマートフォンをSIMフリー化すれば、格安SIMに切り替えても年齢認証済みとして継続利用が可能ですし、スマートフォンの機種変更がないのでLineのやりとりもそのまま使い続ける事ができるので一石二鳥です。

ちなみに今はほとんどないですが、ガラケー向けサイトですとメールアドレスの@配下が固定化されGmailなど指定できないサイトもありましたが、今はまずそのようなサイトはないので気にする必要ないです。

格安SIM、mvnoでのキャリアメール扱い

MVNOはNTTドコモ、au回線の一部を使ったサービスとなりますが、いくらその会社の回線を使っているとはいえMVNOでの契約ではドコモ、au、ソフトバンクのキャリアメールは使用できません。解約によってキャリアメールも契約解除となり、継続使用できなくなります。もしキャリアメールを仕事やプライベートでも使い続ける場合はMVNOがオプションで出しているメールサービスを選ぶことになります。

MVNOでも使えるキャリアメール

たとえばUQモバイルでは月額200円(税別)のメールサービスが利用でき、OOOO@uqmobile.jpのアドレスが利用できます。
ポイントがたまりやすいと評判の楽天モバイルでは無料でメールアドレスを持つ事ができ、OOOO@rakuten.jpのアドレスを持つことができます。特にインターネットプロバイダー系のMVNOはプロバイダーのメールアドレスを持つ事ができるので、有名どころのプロバイダーアドレスだと安心感も出てきます。

まとめ

キャリアメールは回線契約解除と同時に使用できなくなりますが、昨今のMVNOではその会社の独自ドメインによるメールアドレスが持てます。サービスを提供するMVNOは以前よりも増えているので、選択の幅も広がっている事、キャリアメールでなければいけないというサイトの制限も減ってきていると思います。キャリアメールを解約してMVNOのメールアドレスに変更した連絡は必要となりますが、月額料金を下げれる恩恵が受けれると思えば妨げになる事は少ないと思います。オプションでの利用費用も無料もしくは数百円ですし、@の前を好きな文字にする事できるので使い勝手もほとんど変わりません。あと各会社によってメール保存容量も異なりますので、大量のメールや容量が大きいファイルが添付されたメールのやりとりが多い方は保存する為に大きめのサイズかを確認するのも必要です。

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